大学の明日を考える会とは
「大学の明日を考える会」がめざすもの
海図なき経営からの脱却に向けて
いま、大学経営には大きなビジョンが求められています。少子化・国際化、さらにはグローバル規模で急変する金融動向、超低金利環境の長期化など、多方面から予測不能な事態が押し寄せる中、日本の大学教育は、これまでになく難しい舵取りを迫られています。入学者の学力低下、優秀な人材の海外流出、教育のレベルダウンとそれに伴う国際競争力の著しい低下など、課題は山積しており、大学経営の今後を考えるためには、教育の本質的ありようを見据えた上で、未来に向けた成長戦略を描いていくことが必須となっています。大きな視点に立った教育の方向性と、そのビジョンに沿った大学経営のグランドデザインを描くことーそれが早急の課題として求められているのです。
大学経営の発展的未来像
「大学の明日を考える会」では、大学経営が直面する課題に対してさまざまな角度からアプローチしたいと考えています。
- 大学の国際競争力と国際戦略の必要性
- 効果的・発展的な産学連携のあり方
- 産業界の人的ニーズと次世代の成長を担う人材育成
といった、多様な視点から教育と経営の可能性に焦点を当てながら、さらに具体的な方法論として、
- 資産運用の見直しや効率的な資金調達の仕組み構築
- 理想的な収益構造の検討
- 大学経営に関する評価および大学財務に関する格付
- 受託研究(共同研究)・受託事業(共同事業)・教育カリキュラムにおける産業界および行政との連携推進およびネットワーク構築
- 留学生の受け入れおよび送り出しに関する支援
- 海外の大学との国際的連携・交流に関するネットワーク構築
- 教授の受け入れ体制に関する支援
- 学生の就職に関する支援
等の活動を通じて、未来発展型の大学経営の姿を提示したいと考えています。国の成長基盤を担うのは、教育に他なりません。日本の成長は、教育を抜きにして語ることはできないのです。私たちの活動は大学経営という具体的視座を通じて、大学教育の現在と未来に寄与し、次世代の成長を担う人材の育成支援を大きな目標としております。
ロゴの由来
「大」を多面的に見た立体にして、「大学」を様々な視点で考えるイメージを表現。明日(未来)への一歩を踏み出したイメージです。
designed by MY REAL VISION
活動内容
- セミナー等
- 下記のテーマに関するセミナー・シンポジウム・勉強会・実務的研修会の開催
- 外部寄付金・企業からの資金導入・資産運用・ブランディングなど資金調達に関連するテーマ
- 留学生受け入れ問題・海外大学との国際連携・学生の就職支援・社会人教育等の教育カリキュラムに関連するテーマ
- 調査・研究
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- アンケート等を通じた大学の資産運用や財務管理体制の実態調査
- 会計情報の解析などを通じた財務状況の調査
- 財務管理を取り巻く会計制度や規制等の法的枠組みに関する調査研究
- 米国の大学財団モデルなど諸外国の実態に関する調査
- 金融分野における専門人材の育成教育プログラムのあり方にかかわる調査研究
設立
2011年2月10日
組織
理事長 | 坂本 忠弘 | 地域共創ネットワーク株式会社 代表取締役 特定非営利活動法人ちいきみらい 理事長 元財務省・金融庁(主計局主査・監督局総括補佐) |
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理事 | 門多 丈 | 株式会社カドタ・アンド・カンパニー 代表取締役 元:東京工業大学大学院 総合理工学研究科(博士課程)特任教授 元:三菱商事株式会社 金融事業本部長 |
理事 | 玉木 伸介 | 大妻女子大学短期大学部 教授 |
理事 | 森本 紀行 | HCアセットマネジメント株式会社 代表取締役社長 |
監事 | 三井 拓秀 | 三井法律事務所 弁護士 パートナー |
※HCアセットマネジメント株式会社は当会のメインサポーターとして活動を支援しております。